ランチボックス


誰だって誰にもわかって貰えない苛立ちを、
ランチボックスに詰め込んで、丘の上を目指すんだ。
僕はこの気持ちにすがりつきたいんだ。
僕の生まれたわけを詰め込んできたつもりさ。
君とあの海に見える、懐かしい風の吹く丘で、
もう一度出会うその時は、
僕のランチボックスの中身を、半分分けてあげるよ
だから、君のランチボックスも開けて欲しいんだ。
たとえ何も残ってなくても、構わないから。

僕はきっと君にだけわかってもらいたい苛立ちを、
ランチボックスに詰め込んで、丘の上を目指すんだ。
僕はこの気持ちを、大事に育てたいんだ。
僕の生まれたわけもきっと其処にいる気がするんだ。
君とあの海に見える、懐かしい風の吹く丘で、
もう一度出会うその時は、
僕のランチボックスの中身を、半分分けてあげるよ
だから、君のランチボックスも開けて欲しいんだ。
たとえ何が入っていたとしても、受け止めてあげられるから。

すぐ忘れてしまうんだよ、僕たちはこの感動を。
時間という魔物に追われて。


試聴

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